バックアップを復元とは?
iPhoneのバックアップとは電話帳や写真など本体内のデータを違う場所に同じ内容を保存する機能のこと。
iPhoneを機種変更したり調子が悪くなってしまって修理した場合、あるいは失くしてしまったりトイレに落としてしまった場合、新しいiPhoneに交換することになりますが、その時に一番心配なのが中身のデータではないでしょうか。
データを誤って消去するなどのトラブル発生時や本体が新しくなった場合でも、バックアップデータから復元すれば、そのバックアップを行なった時の状態のiPhoneに戻すことが可能です。
Photo:4679 C-446 A, Lid up By blacque_jacques
暗号化すると保存されるものとは?
iTunesを使いパソコン内にバックアップを取っている方もいらっしゃると思いますが、通常なら復元時にWi-Fi設定やアプリの中で設定したIDやパスワードを再設定する必要があります。
しかし暗号化してバックアップを取っておけば、下記項目も保存することができるので復元するときの面倒な設定の手間が省けます。
- 保存したパスワード
- Wi-Fi設定
- webサイトの履歴
- ヘルスケアデータ
- LINEのトーク履歴
初期設定ではバックアップを「暗号化」しないようになっているので、暗号化する場合は『iPhoneのバックアップを暗号化』にチェックマークを入れてからバックアップを行なって下さい。
チェックを入れた際、バックアップの復元用パスワードを設定しますが、このパスワードを忘れてしまうとそのデータからの復元はできなくなってしまうのでメモに控えておくなど忘れないように注意しましょう。
iTunesとiCloudのバックアップの違いとは?
バックアップの方法は2種類あります。パソコンを使う「iTunes」と、Wi-Fi通信を利用しiPhone本体のみで行なう「iCloud」の2つです。
iTunesにバックアップ
iPhoneのバックアップをパソコン内に保存するには、パソコンに「iTunes」をインストールする必要があります。
インストールしていない方はAppleの公式サイトからダウンロードして下さい。
付属のケーブルで、iPhoneとパソコンを繋ぐ |
保存できるデータ容量はパソコンの空き容量に依存することになりますので、容量不足と警告が出た場合はパソコン内のデータを削除して確保しましょう。
先述のとおり、暗号化しておけばほぼ完全な状態で復元することが可能です。
iCloudにバックアップ
iCloudはWi-Fiを使用してクラウド(アップルのサーバー)にデータを保存します。
iCloudでバックアップを行なうには、Wi-Fi環境で下記手順を進めて下さい。
『設定アプリ』を開く |
5GBまでは無料で使用できますがバックアップのデータが5GBを超えると容量が不足のため「not enough strage」と表示が出てきて失敗してしまいます。
その場合はバックアップする項目を減らすか、『iCloud設定画面』から『容量』→『さらに容量を購入』と進み、容量を買い足しましょう。50Gでしたら月額130円と、かなりコスパが良いと思います。
ちなみに『iCloudバックアップ』をオンにしておくと、Wi-Fi環境で充電ケーブルが差し込まれていて画面がロック状態であれば、自動的にバックアップを取ってくれます。
「データが消えちゃった!バックアップをまったく取っていない!」という場合は、まず『今すぐバックアップ』の下にある「前回のバックアップ」の日付と時間を確認してみてください。意外と知らない間にバックアップを取ってくれている場合もあります。
ひとこと
iCloudは自動でバックアップを行なってくれる手軽さという面でメリットがありますが、iTunesで暗号化してバックアップを取るとiCloudでバックアップを取るより保存できる項目が多くなります。
それぞれメリット・デメリットがありますので、両方とも利用するのが良いと思います。
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